時間経過
思い起こせば昨年の春、
そのクライアントは前年のリーマンショックで売上が激減し、
資金繰りが破綻した中で「経営改革」は始まった。
資金の枯渇した中でのリストラは苦しい。
債権者には東奔西走して頭を下げ、
取引先に支払猶予やら何やら無理を言い、
従業員に給与削減の理解を求め・・・・
そして一円でも多く売上を上げるため、無駄と知りつつ営業して歩く。
数限りない苦しい作業を経営陣は続けてきた。
苦節2年、資金繰りと損益は改善し、売上にも先々の光が見えてきた。
そんな経営陣と接した1年半、
つくづく感じることがある。
「経営は数字ではない」
「企業継続は意思の問題」
「そして最後は人」だと。
連続赤字、債務超過、売上不振、
これだけ見れば企業の存続は不可能であろう。
銀行員にそんな決算書を見せれば、眉を顰められてしまう。
しかし「人間」の力はどんな悪条件をも撥ね返す力を持っていた。
少なくともそのクライアント、経営陣にはその力があった。
どんな劣悪な環境にもめげずに頑張れる意欲、意思があった。
そしてそれを持続させることができた。
勿論そのクライアント、これからも苦難は続くであろう。
しかしこれだけの悪条件を乗り切った経営陣に「怖いもの」はない。
意思、意欲、継続力・・・・・
事業の継続は「人」次第。
そして経営とは「人間力」発揮の場なのかもしれない。
コメント
※コメントは承認制となっております。承認されるまで表示されませんのでご了承ください。
1 ■季節が変わり
どこへ籠っていたのかと。。再開何よりです。季節が変われば生活仕様を変えて乗り越えてきた(はず)の日本人。環境変わればやり方を変えねば生きていけないのが古来からの教え。わかっちゃいるけど一番変われないのが自分かも。ここでひとつCMを。来週のガイアの夜明け、カウンターで氷をカラカラしてなかったら、見てみてください。帯状疱疹痛いらしいけど。。
2 ■Re:季節が変わり
>伊賀ものさん
秋風って良いですね。
ボールが遠くまで飛んでいくような気がします。
涼しくなって、これからが××の季節到来です。
コメントありがとうございます。