再会、10年の年月
昨日は土曜日にも関わらず来客2組。
どちらも銀行員時代の先輩と後輩。
ひとしきり昔話に花を咲かせたあと、さてお昼はどこで?ということに。
リクエストもなかったので、
いつも気になっていた場所へ案内した。
そこは市内中心部のレストラン、栃木県には珍しい「牛タンの専門店」
経営者は(元の職場である)銀行の大先輩(元支店長)。
その大先輩、銀行が破綻するはるか以前に
経営陣に対して「このままでは会社がダメになる」
(結局数年後その通りになったが)、
といって飛び出した気骨の人。
銀行員時代からその「行動力」と「包容力」で慕う部下が多かった。
退職後、普通はサラリーマンを続けるのだが、
なんと自ら修行して「レストランの経営」を始めた。
さて10数年ぶりの再会、
久し振りに大先輩に会いお互いの近況を報告。
そのレストラン、
既に開業して8年経ったが、その間苦労の連続だったそうだ。
開業後すぐに牛肉問題が発生、その余波が今でも続いている。
しかし、さすが行動力の人。
なんとかその洗礼(荒波)をくぐりぬけ、
今では北関東に2軒しかない牛タンの専門店なのだそうだ。
(どんなにニッチな市場でも、マーケットに競合がなければ勝ち組です)
一般的に言えば、地方都市で専門店が生き残るの難しい。
ましては牛タンの専門店、
牛肉問題、仕入(品不足)、同業者の廃業etcとここ数年の市場環境は最悪。
それでも、数々の困難を乗り越え、
経営している姿には、感動すら覚えるのであった。
さすがは尊敬する大先輩。
その行動力、継続する力、経営采配には頭が下がります。
そんな訳で、懐かしさと感動が交差する昼食であった。
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