20年

先週末、大学時代のゼミ同期の結婚式で新潟へ行った。

ゼミの仲間数人が集まったが、実に22年ぶりの邂逅である。


紅顔の青年たちにも、年月は容赦なく降り注ぎ、

体を横に広げるもの、顔に年齢以上の辛苦を刻むもの、頭に霜が降りたもの、

変化は様々である。


でも、懐かしいものは懐かしい。

皆久しぶりに大学時代の地で、

自らの越し方を話し、それぞれに苦労を思いやった。


といっても20年は長い。

全員それぞれのドラマがある。

結婚や転職はいうに及ばず、

勤務先の倒産、家業の廃業、子供の受験・・・・

酒どころ新潟の地酒には、口を軽くするエキスが入っているようだった。


一瞬心は青年になったが、でも体は中年。

深酒は体に堪える。

翌朝、二日酔いの頭痛を抑えつつ、何とか帰路に着いたのであった。



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