継いだもの
クライアントの中には、創業社長より数えて2代目、3代目の代表者が多い。
普通は創業者の「息子」「孫」が多いのだが、
中には中小企業なのに誰も継ぐものがなく、「元従業員」という方もいる。
ほとんどの先は過剰な債務や収益力が不足していて、
債権者(主に金融機関)からいろいろ注文が付いてくる。
弊社はその対策や解決策の立案・実行に携わるのだが・・・・
原因は、どこにあったのだろうか?
時々そんな疑問にあたることがある。
現在の経営者、
弊社のクライアントに共通するのは「真面目」で「実直」な人ばかり。
こんな性格で「一攫千金」を夢見て過剰な投資に走るはずもなく、
なぜこんな状況になってしまったのか?
一般的には「先代」の世代の負の遺産がほとんどのケース。
その後の時代の変化に追いつけなかった言えばその通りなのだが、
徒然の会話の中に「先代の豪遊」や「破天荒は投資」の話など聞く度、複雑な思いがする。
引き継いだもの、事業継承、
運命なのか必然なのか、まだまだ奥の深い問題だ。
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