事業再生の現場から

金利引き上げの向こうで…銀行の貸出態度に変化も

来週3/18から二日間の日程で、日銀政策金利決定会合が行われる予定です。

この一年で2回も短期政策金利が上げられ、3月初から全国的に「短期プライムレート連動型変動金利」融資の適用金利が上がり「いつまた金利が引き上げられるのだろう?」と、不安に思っている経営者の方も多いと思います。

斯くいう私もその一人で、弊社が取引金融機関から借り入ている融資も「短プラ連動型変動金利」なので、自動的に金利が上がった後の元利金返済予定表が各行から続々送られて来るのを見ながら、「この先いったい何時まで金利の引き上げが続くのか?」不安に思う日々です。

「金利を上げられるのは好景気で物価が上昇しているから」と能天気に考えている訳には行きません。

 

物価も上がり賃金も上昇基調にあれば、インフレを警戒して好景気を長期間維持するために、金融政策のひとつとして「金利調整」により市中に出回る資金量を調整する必要があるのは、誰もが認めるところです。

ましてや諸外国との金利差で為替相場が数十年ぶりの円安水準にあり、国内物価に与える悪い影響(輸入品価格上昇による物価高)をソフトランディングさせるため「心地よい円安水準」に為替相場を持って行きたい当局とすれば、いずれ次なる「利上げ」は避けられないだろうなとも思います。

だけど「金利引き上げを次々考えなければならない程、今って好景気なのか?」と考えると、そうでもないような気がします。

政策金利決定会合を前にしての日銀幹部(総裁・副総裁)の発言から、今回は金利引き上げは見送られそうな気配ですが、今年中には「おそらく」三度目の利上げはあると思われます。1月に続く利上げは無いとしても、近々また次の利上げは避けられないのかと…

一方で資金を供給する側の金融機関にも「変化の兆し」が顕れつつあります。
弊社の顧問先でも「業績改善」に取り組み、一定の成果が定着しつつある取引先に対して「融資の必要はありますか?」「〇〇の融資を提案したいのですが」的な打診が増えて来ました。

業績改善した先には、今までのシガラミやレッテルを破って、アプローチする例が続いています。

変化はチャンス!!

金利引き上げに怯えるだけでなく、銀行取引のポートフォリオ(面子)をかき回すチャンスかも知れません。

自社に有利な条件で借換を検討する事で、取引銀行のホンネが分かるかも知れないし、新たな展開が拡がって行く可能性もあります。

金融機関とは仲良く取引して行くのに越したことはありませんが、少し緊張感を持った取引関係に戻す事で、さらに良いパートナーシップを得られる可能性もあります。

変化はチャンスですから、経営者諸氏には是非上手く立ち回っていただきたいと思います(^^)

 

 

 

 



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