事業再生の現場から

藤井竜王・名人、名人位を防衛、八冠を維持(*‘∀‘)

一昨日行われた将棋の第82期名人戦第五局で、藤井名人が豊島九段に勝利し名人位を防衛しました。

これでタイトル戦22回登場して負けなしの22連勝、現在保持する将棋の八大タイトル(竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖、あーっ間違いなく書けたぁ)の保持に成功した事になります。

27日㈪にタイトル防衛という結果を残した八冠は、昨日28日㈫には防衛の記者会見の後、対局場の北海道・紋別市から帰路に着き、たぶん29日㈬は一日お休み(都内で待機か)の後で、30日㈭には翌日対局のある叡王戦第四局に向け千葉・柏市に移動、翌31日㈮の対局に備えるものと考えられます。

ハード日程です。

タイトル戦は、全国各地から誘致されます。

藤井八冠の登場によって「観る将」や「推し棋士」等のキーワードが現れましたが、過疎や観光資源開発に血眼の地方自治体にとって、ファンどころかNHK・民法も含めて関心の高いコンテンツである「将棋の藤井」の対局場に選ばれる事は、”垂涎の的”と言っても過言ではないほど価値あるモノだと思います。

一方で、タイトル戦に掛る移動距離や時間、竜王・名人としての仕事(有段免許状への署名や取材)等々、棋士としての対局だけでない「将棋界の第一人者」としての責務を果たし続けるのは、藤井八冠が若いとは言っても、大変な疲労になるでしょう。

最近の対局を見ていても、タイトル保持者から次々そのタイトルを奪取していた頃に比べて、AI(人工知能)の示す最善手との一致率が僅かに下がったように感じます。

ご本人も「今期に入って精度が鈍っている事があった」と自戒しています…

 

さて、1勝2敗と後1敗すれば失冠の危機にある「カド番」で迎える叡王戦第四局が、31日に行われます。

僅かに勝率が劣る「後手番」での対局ですが、何とか対戦成績をタイに持ち込み、叡王防衛となって欲しいものです。

“勝負は時の運”とは言いますが、まだ実力的には藤井八冠の方が相当程度上を行っていると、信じたいものです。

 

 



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