金融機関等から不良債権化した融資債権を買い取り、回収する専門業者を言います。従来債権回収を業として行うことができたのは弁護士(事務所)だけでしたが、平成11年2月に施行された「債権管理回収業に関する特別措置法」により、民間企業による債権管理回収業への参入が可能となったもので、平成30年12月までに日本国内で許可を受けた業者数は、125社に上ります。(但し、同時点で一般社団法人全国サービサー協会に加入する業者数は80社のみであり、許可を受け起業したものの、後に廃業した業者も多数あると思われる)
通常サービサーは、融資債権を譲渡したい金融機関側から提供された情報を元に個別債権の値決めを行いBit(競売)等によって融資債権を買い取るが、サービサー登場初期のバブル経済崩壊後の金融混乱期に大儲けした時代と異なり、最近では高値掴み案件も散見されるようで、買取後の債務者への回収圧力が増してしまうのではないかと心配しています。