業種 | 食品卸売業 | |
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事業規模 | 1億円 | |
従業員数 | 家族経営 | |
資本金 | 2,000万円 | |
業歴 | 80年余 |
問題点
G元社長
地元建設業の社長(小中学校の同級生)の紹介でリンクスさんと知り合いました。 以前から「何かあったら俺に相談しろ!良い人を紹介してやる」と言われていましたが、メイン銀行から取引中止を通告されどうしたら良いか途方に暮れた所で私の方から先方社長にお願いして紹介して貰ったのです。
私共は既に業績不振の期間が長く、取引銀行からは経営改善を指導されて来ました。ただ構造不況業種といっても良い商売で売上・利益を挙げて行くことは簡単ではなく、常に銀行さんの期待を裏切ってきました。 リンクスさんに出会ったのは、その銀行から最期通牒を突き付けられた直後でしたが、担当の方は「保証協会が代位弁済され融資債権がサービサーに譲渡されても立派に事業を維持している経営者は世の中に沢山いるんですよ」と励まされ、具体的にその方法を呈示されたからです。「あーっ、この方法なら取引先に迷惑を掛けず商売も続けられそうだ」と。
結果として私の代で商売を閉めることになりましたが、一番心配していた息子達家族の生計がきちんと立つ見通しが着いたことと、銀行さんの担保に入っていた自宅の抵当権が抜けて住む家の心配が無くなったことです。 それに私も家内も年金を貰いながら商売を続けて来ましたが、それを会社の運転資金に突っ込んで何とか資金繰りを切り盛りしていました。銀行さんには一部迷惑を掛けてしまいましたが、長い付き合いのあった仕入先等の取引先には一切の迷惑を掛けることもなくて済んだことは、本当に助かりました。 後日談ですが、業界の中で私共の引き際が非常に鮮やかで真摯な対応だったと、後で息子が勤め先の上司に激賞されたそうです。
同級生から何度も心配され「早く相談した方が良いぞ」と言われ続けてきました。商売を閉めることになったのは私の決断が遅れたことが大きな原因だったろうとも思います。 資金繰りや銀行の対応を不安に思っている皆様は早めに相談されることをお薦めします。