事業再生の現場から

昨日の続き… 昔からの商家の生まれであるA元社長の奥さまは、経理担当者として家業を盛り立て、ご主人を長い間支えて来られました。 売上や仕入・経費支払等の記録は無論「手書き」で、イマドキの販売管理などのシステムに頼る事なく …続きを読む

最近あった実例… 債権には「時効」があり、一定期間を過ぎるとその債権が「消滅」した事を主張できる事を知っている人は多いと思います。 例えば、企業の売掛金など商事債権は２年、労働者賃金も２年、銀行などが取引先に融資した貸出 …続きを読む

忘れもしない３年前の２月25日、私は給料日の支払を終えた後の事務所に呼ばれ、Ａ社長と実弟Ｂ氏の３人による鳩首会談が行なわれました。 ズバリ、４月末（ＧＷ前）での廃業についてです。 従業員の解雇や銀行への支払停止と当面の資 …続きを読む

「円滑化法」が施行される前に、資金繰り維持のためＡ社が取引金融機関にお願いしたリスケは、「３年間の元金返済棚上げ」でした。構造改革を図る３年間は、「元金返済無で、利息だけにして！」というものでした。 昨日も少し触れました …続きを読む

弊社の取引先であるＡ社は、高度成長期に時流に乗ってビジネスを拡大、創業者である先代が健在な時代に膨大な資産を築き上げました。 ところが時代が変わって業界自体が急激に縮小、売上・利益とも前年割が続く厳しい環境の中、後継者と …続きを読む