昨日の続き…
「業績が回復して来たら、金利見直しにも柔軟に対応しますから…」と言う担当者の言葉を頼りに、1年間の成果(営業利益の大幅アップと最終利益計上)を前面に押し出しつつ、適用金利引下げを“お願い”してはみたものの…
担当者と一緒に業績報告を聞いていた上席者からは「まだ借入を纏めて1年ですし、業績の定着についても楽観視するのは時期尚早かと…。それに〇〇さんは適用金利が高いと仰いますが、当庫ではこれが他のお客様にも一律適用している金利なので決して高いものでは無いのです」と、金利引き下げに否定的なご意見。
当方も「決して担当者の言質を取って“金利を引き下げてください”と言っている訳ではないのです。御庫は、この金利(実は年3.70%です)が高くないと仰いますが、昨年、肩代り融資で他行分を御庫の融資残に纏める前の御庫の適用金利は2.00%を下回る水準だったでしょう。財務的にも一昨年去年の方が現在より苦戦していた訳だし、私の耳には“既得権を手放しません”と言ってるようにしか聞こえませんが」と反撃。
「決算書をご覧になって分かるように、頑張って稼ぎ出した営業利益が支払金利で吹き飛んでしまっています。仮に昨年までの金利水準で前期も行けたなら、最終利益は(役員の)債務免除益が無くても黒字でした。財務面の改善が進んで御庫の与信リスクが減るのですから、御庫にもメリットがある筈ですよね。その辺りも酌んで協議して頂けると有難いのですがね」
信金さんのガードは更に硬くなります。
「当庫への支払金利増加分が〇〇社さんの足枷になっていると言う事については、重々理解しました。ですが、内規もあって(金利の引き下げは)簡単にはOKが出ないと思います」と予防線。
さらには
「信用金庫として地元中小企業の発展に寄与すべく、日々取引先への訪問やお悩みの聞き取り等、きめ細やかな対応を取っているつもりです。それで何とか、矛を収めて貰えませんでしょうか?」だそうです。
(はぁ、お悩みの聞き取りにきめ細やかな対応だと…だから悩み(問題点)と解決策を求めてるんだっつーの!!)
「問題解決の方法を考え信金さんに相談したんですが、信金さんの方で検討できないと言うことであるなら、昨年御庫でやって頂いたように、他の金融機関に相談してみるしか解決策は無さそうですね。それで仮にですが、A社の現状を理解していただける銀行さんとかが出て来た場合には、申し訳ありませんが、昨年と真逆の話になります。そうなった時には、申し訳ありませんが(返済を待ってくれとか)抵抗はしないでくださいね」と私。
「…」信金さんは黙ってしまいました。「一応戻って上司に報告して来ますが…」
さてさて、金融機関の窓口を探すしかないか…
まぁ、当てがあって言ってる事なんですけどね( ;∀;)
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