事業再生の現場から

粉飾決算の末路…はれのひ元社長に実刑判決

成人式に予約していた晴れ着が届かず、世間を大きく騒がせてしまった感のある「はれのひ」篠崎元社長ですが、同社の経営破綻前に「粉飾した決算書」を銀行に提出して融資金を詐取した罪に問われていました。

昨日12/19横浜地裁で、篠崎元社長に懲役2年6か月の実刑判決が出たと報道されました。

融資金詐取で実刑に問われるケースは間々あると思いますが、この事件は「成人式」と言うまさに「晴れの舞台」に臨もうとする多くの若者達を精神的・経済的に大きく傷つけた事件だけに、特に社会的な影影を考えて「厳罰」に問われたのでしょうか。

被害に遭ったのは横浜銀行と東日本銀行で、被害にあった金額(融資金額)は 6,500万円だったそうです。

初犯で6,500万円という金額にもかかわらず、実刑という判断がなされた背景には、前述社会的な批判が大きかった事もあると思うのですが、特に裁判官は、公判中被告側が「粉飾決算は他の経営者も多かれ少なかれやっていると自己の行為を正当化した」事を重く見ていると記事は伝えています。

反省が足りず余計なことを言ってしまったということなのでしょうねぇ。

 

「一罰百戒」

金融機関から融資金を引き出すために決算を粉飾する…

こんなことは考えないほうが良いという先人の教えに従うべきなんですよね。

 

 



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