アメリカ大統領選挙が終わった。
70歳と69歳の対決は、70歳のヤンキーおじさんの勝利に終わったが、外国為替相場や株式市場では相場の乱高下が続き、先行きの世界情勢や経済見通しに不透明感が拡がっている。
為替相場では、共和党Dトランプ氏の優勢が伝わると「円高」にブレ、株式市場も一時前日比1,000円以上の値下げを記録した。(最終的には前日比△920円でひけたが…)
極端な発言を繰り返して来た次期大統領の出現に、市場が過敏に反応した感も無くはないのだろうが、いずれにしても、従来の既存(プロ)政治家とは違った「ビジネスマン出身」の米大統領、政治経験の無い言わば「素人政治家」が世界一の大国アメリカの大統領(国家元首・最高軍司令官)になったのだから、その驚きも分からなくはない…
でもアメリカは良い国だと思う。
政治経験の豊富なオバチャン候補にNOを突き付け、素人のオジサンを選べるのだから。
素人側は、今回の選挙戦を「既得権益者との戦い」と位置付け勝利したのだと言う。
米国内の閉塞感と言うか、不満・不平を打破するには、国のリーダーたる大統領を直接国民の手で選択することができる。
我が国が採用している「議員内閣制」では、国民が直接為政者(総理大臣)を選択することはできない。
あくまで国会議員の勢力争いの結果として、最高指導者が選択されるのだ。
日本国内でも、少子高齢化に伴う国力衰退、世代間の所得格差や扶養の問題等々、閉塞感が社会全体を覆っているような雰囲気も無くは無い…
新しいリーダーに湧きかえるアメリカ
既にNY株式市場では、新政権による経済政策への期待感から、前日比200$以上も続伸しているようだ。
陽気なヤンキー指導者の登場で“偉大なアメリカ”が復活するのか、宗主国替えしないと安全安心な暮らしが保証されないのか、日本!?
取り敢えず首相の特使が、アメリカ詣でを始めるそうだという。ふーッ。
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