先月の夏休み…
ボランティアで約2年ぶりに小さい子を預かることになり、最終日に「何が食べたい?」と聞くと、お寿司!!との明確なお答え(笑)
彼女がお寿司!!というお寿司屋さんは、「無添くら寿司」という回転ずし屋さんで、食べ終わった寿司皿をお皿の回収口に放り込むと、(5皿毎に)注文を受け付けるディスプレーに「忍者キャラ」が現れ、じゃんけんやスロットマシンのようなお遊びが画面を賑わせ、珠に景品でガチャガチャに入ったキャラ人形が貰えるサービスが付いています。(私がみても忍者が活躍するその画像は面白いので、お子ちゃまには堪らない遊びになっているんじゃないかと思います)
彼女の目的はそのキャラ人形で、そのために目の色変えて食欲に叱咤激励するのですが、幼児のことですから、頑張って食べてもせいぜい数皿、お財布には殊の外優しい、外食&レクレーションなのです。
と言う訳で、彼女が「お寿司!!」と言うと、当家は決まって「無添・くら寿司」と相場が決まっています(笑)
ところで、くら寿司ですが、私も先月行った時に気づいていたのですが、「シャリコーラ」なる飲み物を“発明した”のだと、店内にはでかでかとポスターが貼られていました。
米から作る甘酒を活用した炭酸飲料のようです(私はオーダーしませんでしたが…)
その「シャリコーラ」が“売れに売れている”と、東洋経済社が伝えています。会社四季報とかを出版するあの企業ウォッチャー「東洋経済」です。
記事によると、7月下旬に登場した「シャリコーラ」は2週間で10万本超を売り上げ、当初社内で目標にしていた販売計画を大幅に上回り、想定超の需要に対応するため一時供給中止まで行ったのだそうです。
お米(甘酒)からコーラを創り出すアイディアなど、確かに今までにない「発想」です。(仮に構想はあっても商品化されていないのですから、くら寿司が“発明”と豪語したくなることも理解できますね)
この他にも、くら寿司は「すし屋の枠に捕らわれない、斬新なサイドメニュー開発力が収益の源になっている」と同誌は分析しているようです。
くら寿司による「シャリコーラ」の成功過程を、私達中小企業に当て嵌めて考えてみてはどうでしょう。
企業経営を支える三要素「ヒト・モノ・カネ」いずれも、中小企業は大企業に勝てません。いやっ、待て!もしかしたらヒトは勝てるかもしれないなぁ。ヒト=発想(工夫)・努力(粘り)… この辺りなら中小企業の経営者も大企業の経営者に負けることは無いでしょう。
発想と工夫・努力と執念が、時として思いもよらない「売れ筋商品」を創り出すことがあります。
「経営改善」や「事業再生」など難しい言葉を並べるよりも、会社の財布を満たして社長や従業員の生活を潤してくれるのは、案外、この「発想」と「努力」なのかも知れません。
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