3月15日に東京地裁へ破産を申し立てしていた太洋社の経営破綻に際して、連鎖倒産があるのかを注目していたが、東京商工リサーチ発行「TSR情報 No2306」が「特別企画」として、その後の追跡調査を公表した。
それによると…
太洋社破綻の影響で既に1社が倒産、14社で16店舗が閉鎖されたのだと言う。
倒産したのは、都内(豊島区)の芳林堂書店だと言うが、店舗閉鎖に追い込まれた多くの書店は、地方に店舗を持つ中小の書店のようだ。
その殆どが1店舗のみの経営で生き残ってきた零細事業のようで、出版・取次・書店業界の苦境が改めて意識される内容となっている。
また今回の太洋社の経営破綻で中小・零細事業者の財務が更に傷つき、新たな取次・商流確保に苦労する書店が出て来るのではないかとの懸念もあるそうだ。
「このままでは地域に書店が一店舗もない“書店空白エリア”が拡大する恐れがある」と、同誌は締め括っている。
本好きとしては、身を削られるような悲しいニュースだ(ToT)
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