原油安が続き、株式市場も「連れ安」の様相が続いている。
昨日の東京株式市場は、原油安の影響でNY等海外市場が先週末軟調だった影響をモロに受け、一時600円を超える下落を記録した。(最終的には300円強の値下がりに落ち着いたのだが…)
新興国の景気後退に伴う需要減と北米のシェールガス開発による供給のダブつきから、年初来原油価格は下落の一途を辿っているのだけれど、「もうそろそろ…」という“兆し”も見えず、ついには「産油国が投資資金を市場から引き揚げるのでは?」との弱気の見方が出ているそうだ。
本来であれば、原油輸入国の日本にとって、原油安=国富増ということで、原油安はメリットの方が多いだろうと思うのだが、事はそう単純ではないらしい。
資源関連株は別として、昨日の株安は「狼狽売り」だった面も多かったのではないかと思う。9月以降の出直し相場に出遅れ、手ぐすね引いて「絶好の買い場」にした人にとっては、ラッキーなXmasプレゼントになったのでは…。
原油安の恩恵…
ガソリン価格の下落、石油製品製造原価(材料費)下落による企業収益アップ、消費財生産コスト減に伴う消費価格の下落等々、原油安が続けば日本国内に住む私達のメリットは、非常に大きいものになる。
株価は下がったけれど、長い目で見れば、原油安の恩恵は私達の生活をもっと豊かにしてくれるものだと信じたい。(だからと言っ、て無駄使いをしてはいけないことは勿論なのだが…)
コメント
※コメントは承認制となっております。承認されるまで表示されませんのでご了承ください。