事業再生の現場から

市場の暴れん坊

お早うございます。

久し振りに朝から雨になりました。

天気予報では、今日は終日雨模様だとか。

気温も少しは落ち着くということで、少しホッとしています。

暑さには少々うんざり…。

 

さて、一昨日・昨日と中国当局の「元切り下げ」が市場を席巻しました。

為替もドル高・円安に振れ、株も世界各国の市場が大きく混乱、2日続けての大幅下落となりました。

先ほど終えたNY市場では、前日比微減で取引を終えたそうなので、今日の東京市場も落ち着きを取り戻しそうですが、ギリシャ問題が一服したら(まだこちらも解決していない)今度は中国経済の減速懸念と、株式相場の売り材料には事欠かない状況が続きます。

それにしても、経済の減速懸念が出ていたところでの突然の通貨切り下げは、世界中に「ネガティブ・サプライズ」を与えたようで、夏休み休暇中の運用担当者の中には、ビックリして背筋が凍りつくような思いをした人もいるのではないでしょうか?

市場との対話を無視して、当局のおもいのまま剛腕を振るうことができる「彼の国」ならではのサプライズだったのかも知れません。

忘れてしまいがちですが、「彼の国」は、共和制を敷く共和国とは言っても、実際のところは「独裁国家」です。

今日決めたことが明日反故にされても、それが独裁者の意思であれば、誰も止めることはできません。

このあたりを理解したうえで付き合って行かないと、相互依存性が高まるのをただ喜んでいるだけでは、痛い目に遭うことになってしまいかねません。

それにしても「暴れん坊」ぶりは際立ってます(苦笑)

 

 

 



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