お早うございます。
昨日の続きです。
昨日「赤字でも企業は倒産しない」が持論の社長さんを訪ねて来ました。
で、やっぱり私が何も言わなくても、このフレーズが社長さんの口を衝きました。
「村上さんさぁ、赤字じゃ会社は潰れないって言うだろ(正確にはこちらが社長さんの口癖のようでした((^^;))、うちの会社なんかさぁ、繰越赤字がたっぷりあって債務超過だけど、別に銀行に融資して貰わなくても不思議と生きていられるからなぁ。何でなのかなぁ、俺もいつもこんな調子だけど、ホントのこと言ってどうしてうちの会社(の経営)がもっているのか、良く分かんないんだよなぁ…」と社長さん。
「社長、その赤字じゃ会社は潰れないっていうの、社長の経験から来た言葉じゃないんですか? 良いとこ真理を衝いていると思いますよぉ」と私。
「経験からなんてとんでもないよ。俺は元々技術屋つってもさぁ、職工だからねぇ。学問も無いし、気の利いたことも言えないのよ、ボクはさぁ」(寅さんが甦ったか!?(笑))
「昔のことなんだが、うちに入り浸りの銀行員がいてさぁ、俺と気が合ったんだよ。その人に色々教えて貰ってさぁ、どういう風に接すれば銀行員はカネを貸したくなるとか、貸りたカネはどうやれば活かして使えるのかとか、そんなことだけどさぁ。その人に教えて貰ったのよ、赤字じゃぁ会社は潰れないってね。○○銀行さんだよ」
へーぇ、そうなんだ。
「私はてっきり「ゴキブリ並の生命力を持つ」(自称)社長が、自らの体験を元に皆さんにリップサービスしているのかと思っていましたよぉ。それじゃあ、結論は出ていても“どうしてそうなるのか”ってことは、社長も知らないんですね」
「なんとなくね… 現預金の残高があれば、資金繰りに苦労することが無く、支払ができるじゃない? 支払ができれば事業を辞めようと考える経営者は居ないもんなぁ(笑)」
なるほど、その通りですわね((^^;)
非常に分かり易い例えですね。
要するに会社内部の収支で仮に資金が足りなくなっても、外部からの資金流入が続けば、その会社は生き続けて行くことができる、と言うことですかね。
どこかの国の資金繰りみたいですね…。
国家財政も経常収支がマイナスであっても、国債を際限なく買い続けてくれる機関や資力があれば、何ごとも無かったように月日は流れて行くのです。
国民貯蓄が国債発行残高を上回っている間は、外人さんからの調達も少額で済むのでしょうけど、実に怖い話ですね。
コメント
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