事業再生の現場から

上田昭夫氏の訃報…

慶応大学ラグビー部の元監督上田昭夫氏が亡くなった。

難病に罹り、闘病生活を送っていたことは聞いていたが、62歳というあまりの若さでの訃報に驚きました…。

慶大・上田監督は、早明両行が拮抗する昭和60年代に彗星のごとく登場、“魂のタックル”と呼ばれる勇気を持った足元への低いタックルで、大学選手権に優勝、続く日本選手権も制覇するという偉業を成し遂げた監督さんでした。

小柄ながら社会人時代には、SH(スクラムハーフ=FWとBKのつなぎ役で司令塔のひとつ)として活躍、社会人日本一にもなったことのある選手です。

慶大監督を退いた後は、フジTVのスポーツキャスターとしても活躍、童顔と爽やかな弁舌で人気を博していたのでした。

今でこそ様々な学校で選手強化が成功し、関東学院大学や帝京大学など大学選手権を連覇する大学も出て来ましたが、昭和の時代は、やはり早明を中心とする伝統校が強力メンバーを揃え、大西監督や北島監督など「レジェンド」指揮の下、常に雌雄を争っている状況だったと思います。

そこに現れた「白馬の騎士」如き白面の美青年が、早明をバッタバッタと斬り捨てる!!

明治ファンの私にも、青年上田監督の爽快な笑顔は、忘れられないものでした。

4年後に迫るラグビーW杯ジャパンのアドバイザーとして、まだまだ活躍していただきたい場面は多々あったのにと思うと、氏の逝去が悔やまれてなりません(合掌)

 

 

 



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