株式相場に関しては、実に示唆に満ちた格言が多い。
その中で、現状を“言い得て妙”と思われるのが、表題の格言である。
「もうはまだなり、まだはもうなり」
「もう結構値上がりが続いているから、もうそろそろ株価上昇も終わりなんじゃない」と思っても、それはまだなんだと言う格言。
反対に「株価上昇はまだまだ続くぞ!!まだ買える水準だ、どんどん行くぞ!!」と思っても、実はもう株価は天井をつけて、下落トレンドに入っている…。
どっちがホントやねん?
先日、友人G氏と出掛けた際、銀行の掲示物を見かけながらG氏がポツリ…
「NISAねぇ。そういやぁ、うちのカミさんもNISAがどうのこうの言ってたなぁ」
それを聞いて、私は「ギクッ」としました。
ネットバブルと言われた14,5年前の株価反転期も、女性週刊誌などに「今こそ株式投資!!」的記事が載り始めた頃、下降線を下って行ったイメージがあるからです。
「まだはもうなり…」が頭をよぎります。
株式相場では、誰もが得をすることはありません。
儲かった人の反対側には、損をした人がいます。
日経平均株価の20,000円超えは、誰もが時間の問題と思っているでしょう。
短期的には急ピッチの上げで、割高感が出ている銘柄もあります。
相場の終わりは、まだまだ先のことなのでしょうか…。
コメント
※コメントは承認制となっております。承認されるまで表示されませんのでご了承ください。