事業再生の現場から

ネットワークビジネス…

先日、某取引先の社長さんとランチをしていた時の話。

「3K仕事で若い人は、うちのような会社に入って来ない。このまま人が集まらなけりゃ、本気で廃業も考えなければならないんだが、かと言って手頃な商売は無いしなぁ…」ボヤク社長さん。

「どうやっても、自分が生きて来た業界かその周辺(業務)で生きて行くしか無いんでしょうね」と、私が話を合わせると。

「それがさぁ、同級生から誘われてんだよ?! 〇〇ジュースって聞いたこと無いかい? 体に良いって評判らしくて、最近流行っているらしいんだ。その会員を募るビジネスで、成功している人もたくさんいるんだって…」

「マルチ(ビジネス)じゃありません?」

「マルチって言うか、ネットワークビジネスって言うんだってさ。その会員を自分が集めたり、加入した会員が新たに会員を獲得すると、その会員を勧誘して来た人にも手数料が入るっていう寸法らしい。今までは“眉唾”で本気になって考えてなかったけど、今の仕事を続けていてもねぇ…」

 

確かに社長の経営する事業は、男臭いガテン系バリバリの仕事!!

ホワイトカラー志向が強いイマドキの青年から“敬遠”されがち、というのも分からないではありません。

でもだからと言って、いきなり現場バリバリの肉体労働から、口先三寸(失礼しましたm(_ _)m)のネットワークビジネスへ転業するんかい?(私の率直な感想でした)

「良く考えた方が良いですよ、社長。よくマルチ商法なんかに手を出すと、友達が居なくなる、とか言いますでしょ」こんな感じで反応するのに精いっぱいでした。

でも、ネットワークビジネスにマルチ商法、そしてねずみ講…

いったい何がどう違うのでしょう?

その違いが良く分からない…

 



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