事業再生の現場から

海賊とよばれた男(下)

台風11号で日曜日は家に閉じこもっていました。

上巻に続き、「海賊とよばれた男」(下)を一気に読み終えました、まさに晴耕雨読!(^^)!と自画自賛(笑)

下巻の見せ場は、何と言っても昭和28年、国岡商店が総力を結集して作り上げた自社船・日章丸が、英国の経済封鎖網をかいくぐり、経済封鎖で喘ぐイランに乗り込み、英国海軍の哨戒網を巧みにかわしながら、無事日本に石油を持ち帰った事でしょう。

世にいう「日章丸」事件です。

国際石油資本(メジャー)から搾取され続けたイラン国民が蜂起して、メジャー所有の製油所を「国有化」したものの、貿易取引を望む各国は、石油輸入を企図したイタリアが英国海軍に拿捕された事例を前に、タンカーをイランに派遣することができないまま、イランは経済封鎖という報復措置を受け、国民生活は困窮の極みにあったそうです。

石油取引のためにタンカーを差し向けようなら、良くても「拿捕」されて積荷は没収、下手をすると軍艦に撃沈されるかも知れないリスクを背負っての「敢然たる挑戦」に、これも涙うるうるでした。

その使命感と確たる信念は、いったい何処から湧いて出るのでしょう?

主人公・国岡鐡造は、「経済封鎖で苦境に喘ぎながら外国からの船を待っているイラン国民を救いに行くのは、日本人でなければならない。そして国岡商店がそれをやる。」と、断固たる決意を反対する社員に語っています。

明治男の「裂帛の気合い」とでも言うべきでしょうか、その覚悟の程が知れます。

凄い人がいたもんです。

 

百田尚樹様の文章に魅かれ、映画化された「永遠のゼロ」を読み始めました。

私としては、本屋さんの思惑通りに進んでいるようで、毎度「ミーハー」かなと自省しているところですが、しばらく百田作品ともお付き合いさせて頂こうかと思ってます(笑)

明日からお盆休みに入る予定です。

スミマセン、ブログも少々お休みいたします。

休み明け、充電して来たいと思います!(^^)!



コメント

※コメントは承認制となっております。承認されるまで表示されませんのでご了承ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です