午前中の予定を終え、事務所に戻って来ました。
これから夕方に1件約束がありますが、取引先訪問までのこの貴重な時間、年賀状リストを更新したり、メールをチェックしたり、ブログを更新したりと無為・無駄に過ごす訳には行きませんよ~(笑)。
午前中にお邪魔した取引先でも話題になったのですが、最近はモノ作りを重視するメーカー(発注元)と部品加工業者(下請・中小企業の多くはこちら)が、開発や量産に向けて商談を進める場合、下請企業側の財務内容を発注元が過剰なまでに「気にする」ような気がしてならない、と社長さんや役員さんが仰っていました。
以前「供給責任」という表題で書きましたが、メーカーを頂点とする「サプライチェーン」は、各社・各階層で極力在庫を持たないようなシステムを取るため、何らかの事由によって部品供給が滞ると、製品製造ラインがストップし莫大な損失が発生し兼ねません。
そういう意味で、部品メーカーや中小企業とはいえ加工業者は、製品メーカーに対して、非常に重い「供給責任」を負っています。
がっ、最近と言いますか、この1年? 金融円滑化法が終わってからでしょうか、部品供給に重要な役割を果たす責任を持った中小企業の「突然死」が増えているらしいのです。
そういった事も続いて、メーカー側から部品メーカー側に「財務に問題ある業者との取引はNG」的な指示若しくは指導が行なわれているよう感じとっているようですが、メーカー側からだけ見れば、それは当然と言えば当然なんでしょうね。
企業経営におけるリスク管理の初歩中の初歩ですもんね。
翻って私の感じる中小企業を取り巻く金融環境ですが、先ほど言った金融円滑化法終了後も金融機関の中小企業支援という大きな方針に変わりはないと思われますが、実際に現場の銀行や信金等で対応する担当者の言動(本部の意向)を見聞きすると、多少変化が出てきたように感じています。
詳細や根拠は後日に書きますが、円安・株高で経営体力を回復しつつある金融機関が不良債権処理に向けた「貸倒引当金」を積み増し、事業改善の進まない取引先の処理を進めつつあるような、そんな動きではないかと思われるような事象に出会う事も最近出て来ました。
さて、年度末にかけて「企業倒産」は増えるのでしょうかねぇ…。
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