事例とお客様の声
事例

19. 自宅を確保し債務整理を目指す事例

業種 飲食業
事業規模 年商 3千万円
従業員数 1名
資本金 個人経営
業歴 29年

[問題点]

  • 店主夫妻が提供する料理が評判の大衆割烹。結果的に撤退した前店舗営業時の負債が年商以上に達していることと、子弟の教育資金に費やした金融債務が家計に重く圧し掛かっている。
  • カードローン(金融機関数行)利用で当座の資金繰りを凌いでいるが、いずれも利用枠限度一杯まで使い切ってしまい、銀行借入はリスケにて支援を受けているものの、利払い事態が困難になっている。
  • 取引銀行からの支援融資は謝絶、他の金融業者からの借入も不可状態。

解決までの流れ

  • 取引先社長の紹介でS社長と面談。借入金の状況、取引銀行からの融資謝絶の様子等々を聴取、現在の業況、返済可能な金額や業績見込みまで聞き込み、弊社と長く協力関係にあり「男気」ある金融機関支店長に融資金の「纏め」ができないかを相談、同行がS社長の支払能力にあった返済額の組み立てを検討してくれることになった。
  • 約1か月後にあった同行の回答はNO。事前聴取の段階でS社長が把握していた金融債務が個人信用情報照会で知った金額より「過少申告」だったようで、銀行の信頼を勝ち取れなかった。
  • 総体債務の弁済スキーム実現が困難であることを悟ったS社長に対して「長男・長女、または社長の指定する人への将来的な買戻を特約とした自宅の売買」を提案、自宅(メイン・サブメインにより入担中)を確保するのに最低限必要な資金を銀行に弁済、残るカードローンや前事業に関する借入金は、弁護士マターで債務整理する方針を確認した。
  • 担保抹消に必要な弁済額は、メイン行が800万円、サブメイン行が500万円の合計1,300万円。弊社は市場価格1,500万円でS社長の自宅を買い入れ、S社長は両行に合計1,300万円を弁済したが、売却経費を除いた残金180万円余を運転資金として店の運営費を確保、新たな顧客サービスや販促に向けた資金を捻出することができた。
  • S社長は親族が自宅買戻の力を付けるまで当分の間弊社への家賃負担が生じるが、事業資金の残額とカードローン債務の合計1,200万円の返済を停止しても家族の居宅確保に腐心する必要はなくなり、事業再建に注力できる体制を整えることができるようになったことに満足している。
  • 1~2年後、弊社顧問弁護士を通して自己破産(夫妻共に)を予定しているが、事業は継続する。

スキーム図

事例19-スキーム図

お客様の声

S社長

リンクスと知り合うきっかけは?

取引先の社長から紹介して貰いました。

この数年間、金融機関に勤務する同級生や親しいお客さんで足銀さんに勤務する人も居たのでこっそり「何か良い方法はないか?」と相談していたのですが、銀行に「リスケを頼むと良いよ」くらいで結果としてそういうアドバイスは、何の問題解決にもなりませんでした。

リンクスさんを紹介してくれたのは、全く畑違いの常連さんだったのですが、相談してから直ぐに動いてくれて本当に助かりました。

リンクスに依頼する決め手となったのは?

常連さんから紹介されてリンクスさんが直ぐに来てくれたのです。

元足銀さんだというのも聞いてましたし、実際話を聞いて貰って、何故今まで銀行がこんな風に私達を追い込んで来たのか、何故融資の申し込みをしても思うような結果が得られなかったのか、良く分かりました。

実は今回自宅を手放すことに当初妻の賛同が得られず、まだ銀行との話し合いで良い結果が出る可能性はないものか、とも悩みました。躊躇している私達を見て「即断される必要はありません、近隣の金融機関でも男気で評判の支店長を紹介します!」と某支店長を紹介していただきました。

結果的に私のミスでこの銀行との縁は結ばれませんでしたが「やれる所まではきちんとやった」感があって、リンクスさんにお世話になることを決めたのです。

リンクスに依頼して良かった点は?

私達が「お世話になりたい」と改めてお願いしてから、2週間で諸々の手続きが済みました。

毎月お店関係の借入返済やカードローン口座への入金など、6~7行に40万円近い返済を続けて来ましたが、リンクスさんの段取りが早かったお蔭で今月分のカードローンその他返済日までだいぶ余裕ができました。もう返済は止めるつもりですが(笑)。

銀行員出身で金融のプロであることは知ってましたが、ここまで鮮やかにやるんだ、と本当に驚きました。担保抹消依頼のため最初はメイン・サブメインに私が連絡しましたが、細かい所はリンクスさんに折衝をお願いしました。特にサブメイン行担当者は当初「カードローン分も自宅売却時に完済させないと抹消書類は渡せない」と言い張っていたのですが、リンクスさんから連絡していただいたら急に大人しくなってカードローン返済の話はなくなりました。結果として180万円ほど手許に資金が残りました。

振り返ってみて一言お願いします。

まだ私の債務は数百万円単位で残っており、弁護士さんとの相談も残っている段階ですが、私はリンクスさんに相談して、またその提案に乗って良かったと思っています。

借りた金は返すのが当たり前ですが、私の場合、どうやっても今の事業規模&残りの人生でお世話になって使ってしまったお金を、しかも高い利息を付けて完済できるとは思えませんでした。

自宅を手放しましたが「社長の信頼できるスポンサーを見つければ現状突破の可能性が広がります。但し息子・娘さんが成長するまで他人に物件を転売せず、しかも現在の市場価格で物件を取得しても良いと考える投資家は少ないと思いますが…」とリンクスさんから最初の面談で聞かされたように、私も友人・知己に当たっても、そんな奇特な人間は居ませんでした。

リンクスさんという会社は、とても信頼できる人達だと思います。


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