事業再生の現場から

悲喜交々の議席争い…

参議院選挙が終わってホッとした所ですが、昨日からは有名処の候補者に纏わる「悲喜交々のエピソード」を各局が争うように放映しています。

今回の選挙で一気に注目度を増したのは、新党「今はひとり」の自虐ネタ(?)&手作り選挙で走り切った山本太郎氏でしょうね。

本人及びスタッフの皆様は、当然勝算あっての国政チャレンジだったと思うのですが、私を含め山本氏が本当に当選すると予測できた人が何人いたのでしょうか?

選挙期間中の山本氏の遊説風景やスタッフの運動を昨日あたりからTVで何度も目にしましたが、遊説場所には明らかに若者や女性聴衆が目立っていました。

こんな「熱」が無ければ、政治(まつりごと)は変えられないんでしょうね。

学生時代私の通った学校には、政治学の単位を貰うにはS教授の講義が良くて、試験の時に「政治はパッション(熱気)だ!」と書けば「可」以上は取れる、と言わば「都市伝説」と化した言い伝えがありましたが、実際に政治(選挙)を動かすにもこのパッション(熱気・エネルギー)が大切だ、という事なんでしょうかねぇ。

比例区選挙と違って選挙区選挙で勝ちあがった山本議員には、明らかな「選挙民の支持」がある訳ですから、その発言は重いでしょうし、今後も注目して行く必要があるのだと思います。

一方、また違った意味で毎度注目される「有名人・著名人」枠と言えるでしょうか、旧全国区と同じような選出方法である比例選挙枠に立候補した面々でも、当落を巡ってドラマがあったようです。

一部で神格化された存在でしょうアントニオ猪木氏は、午後8時の投票終了時間を少し回った時点で早々の「当確」報道。

やはり「有名人」は、選挙に強かったぁ!

「俺の生き様を見せてやる!」 → 是非お国のために「粉骨砕身」働いて頂きたいものです。

ワタミ創業者にして教育事業・介護事業者でもある渡辺美樹氏も比例区で当選。

ワタミフーズが従業員の労働条件に厳しい「ブラック企業」だと名指しされ厳しい選挙戦だったと言われていましたが、マスコミへの露出度の高さが奏功したのでしょう、自民党から初当選となったようです。

元大阪府知事の太田房江氏も最終議席をヤメ検の若狭勝弁護士と争った末、滑り込みでの当選を決めたのだそうです。

週刊誌には「6年間の給与保証」メリット云々と書かれていましたが、天下の国会議員ですから週刊誌に書かれるようなことはないのでしょう。

惜しくも落選した若狭氏も「国政に法律の専門家が居た方が…」と崇高な想いで立候補されたにも拘わらずの残念な結果で、私も本当に残念に思います。

その他にもたくさんの優秀な方々が、志及ばず失職されたりして「捲土重来」を誓っているのだと思います。

是非「臥薪嘗胆」、次回選挙までにご自身を磨いて頂きたいと思います。



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