迷わず行けよ 行けばわかるさ!

縮小均衡 『やりがい』

縮小均衡。

事業計画策定の際にこの言葉を使う時は、売上増加を見込まずに、経費の削減で業績を改善することを指します。

経費削減には、苦労も多く、場合によっては人件費の削減もあり、いわゆる『痛み』を伴うものとなります。

小職としては、『販売チャネルを多様化し売上高を増加する』『新商品の販路拡大により売上増加が見込まれる』といった計画のほうが、『痛み』も少なく、コンサルとしても鼻が高いというか、格好が良いというか … 。  そんな気持ちも多少ありました。

 

しかしながら …

現在取り組んでいる案件は、典型的な『縮小均衡型』の計画となりそうです。 これは、売上が伸びる可能性がないと諦めた訳ではありませんが、現時点でとるべき、最良の戦術と判断してのものです。

前述のとおり、『痛み』も伴いそうです。

従業員からの『不満』や『会社に対する忠誠心の喪失』が懸念されました。 しかしながら、その会社の皆様に限っては、『一時の辛抱』『社長に甘えてしまっていたのだから、自分達がもっと頑張らなければ、社長に申し訳ない』 といった、前向きの発言が多く聞かれ、『縮小均衡』の案件とは思えないほど、会社の中にプラスのエネルギーが溢れています。

そのため、『縮小均衡』の計画と言えども、社長様以下、明るく、力強い議論が活発に行われ、着々と準備を行っております。 いわゆる暗いイメージの『リストラ』ではなく、明るい将来展望に向かっていく 『リ・ストラクチャリング - ☆』と言った感じです。

 会社の財産って決算書には載っていないものが沢山あって、その『強み』をどう活かしていくか。  絶対に、計画を実現させ、『流した汗は嘘をつかない』ことを証明したいと思い、小職も多少、力みがちな夜です。  😎

 

ちなみに …

金融機関は、『縮小均衡』の計画を評価してくれます。 会社内部で行う経費圧縮は、不確定要素が少なく、実現可能性が高いからです。

また、そのような計画をたてていても、売上が増加し計画通りの利益さえあがれば、計画の変更にも十分応じてくれるものと思います。 (経費を増やしても、必要であれば問題がないという事)

今回の計画についても、取引金融機関にお話しをさせて頂き、『相応の評価』と、『応分の資金支援』をいただける可能性が高いと感じております。

『やりがい』のある仕事に巡りあえて、いつも感謝です 🙂

 



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