会社経営や仕事をする上で、『重要性の原則』は欠かせないですね。
事業再生の場面では特に。 余裕のある事はないので、万事がうまく行く場面は少ないものです。
『支払を行えば手元資金が少なくて新製品の開発が出来ない』
『新製品の開発で借入をすると利息が増える』
『従業員を増やせば仕事は回るが、人件費負担が増える』 ・・・ 等々
どの判断にもメリット・デメリットがあり、その部分だけを見ていると答えはなかなか出てこない事が多いかと思います。しかしながら、その場面における『重要性の原則』と『制約条件の有無』を整理すれば、おのずと何を選択して何を諦めるか決まってくるような気がします。
経営者の意思決定などは、まさにその極みであり、部分最適で意見を出してくる従業員のアイディアの中から、全体最適を考慮しアイディアを採択する。 その積み重ねが会社経営なのかも知れませんね。(やる意思決定とやらない意思決定の繰り返し)
小職のコンサルティングにおいては、広く選択肢を示し、経営者の方と一つ一つ的を絞って行きながら、最終的な決定を下していただく事が多いです。 当初は、『どうしたらいいんだろう?』であった命題が一つの答えに帰結し、それに向かって努力する。 その意思決定の過程の中で、経営者の考え方や事業に対する思いを知っていく様な気がします。
時には、ボタンの掛け違いもあるかもしてませんが、経営者と共に悩み、解決に向けた努力をするこの仕事はやりがいたっぷりです 😮
ちなみに ・・・
プロレス界で重要視されるのは『受け身』の技術です。 攻めより重要視されるところがプロレスの良さかも。 受け身の名手として思い浮かぶのが、『ネイチャーボーイ(野生児)』ことリックフレアーです。 彼がコーナーの最上段に上るのは、そこから技を仕掛けるためではなく、そこから投げられるためであった事は有名。 業界毎に重要視されるものは違いますね 😎
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