「大木は風が強ければ倒されてしまうが、雑草は幾ら踏まれても枯れる事はない…」
最近お気に入りで見ている「韓流時代劇ドラマ」に登場する主人公の賢弟が、暴虐の限りを尽くして旧怨を晴らそうとする実兄に戒めとして投げ掛けた言葉です。
朝鮮時代の諺(ことわざ)なのでしょうか、それとも中国発の言い回しなのでしょうか?
日本でもプロ野球元近鉄バッファローズの大投手鈴木啓示さんの座右の銘「草魂」は有名ですし、先輩・上司や先達たちが後進・後輩に向かって「雑草のようにたくましく…」という言葉を送る例も良く聞きます。
出典はともかく雑草のように「しぶとく・たくましく・粘り強く」生きなさい、との先人の教えであることは間違いないでしょう。
最近この“雑草魂”で話題をさらっている学校があります。
先達ての日曜日に全日本大学野球選手権を初制覇した「上武大学」です。
学校は群馬県伊勢崎市に本部があるそうですが、建学の精神が「雑草精神(あらくさだましい)」と言うんだそうです。
大学選手権の準決勝で明治大学(東京6大学リーグ代表)を、決勝で亜細亜大学(東都大学リーグ代表)を降し、文句なしの日本一に輝いた同校野球部メンバーの大半は、有名高校出身でも高校生当時はベンチ入りできない控え選手が多かったそうで、大学に入ってから地力を着けた選手が殆どなのだとか。
その選手達が、有名大学に進んだ野球エリート達を倒して栄冠を掴んで行くのですから、見ている側からすれば“痛快”な出来事です。
上武大学は、箱根駅伝でも連続出場を果たすなど近年スポーツに力を入れているようです。
地方の頑張りに私達も勇気づけられます。
その傍ら…自問自答
私は、地べたに這いつくばってまで「何かを成し遂げよう」とした事があっただろうか?
うーんっ、反省ですね。
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