事業再生の現場から

体罰問題…

学生時代からの古い友人に「ブログ始めたから読んで!」とお願いした処、早速「珍しく(ものぐさな私の性分を良く分かっている)マメに更新してるじゃん」とお褒めの言葉が。人間幾つになっても「褒められる」と云うのは気分が良いもので、つい「大阪の体罰問題について私見があるんじゃない?」等とフラれると、つい「そうだね、話題としては新鮮だよね」なーんて、すぐに乗っかっちゃおうとしてしまいました。

これが私の良い(機動性?)処と、悪い(軽薄)処なのでしょうね。 書く前から反省します。

大阪のバスケ部の話ですが…(あくまで私見です)

一昨日女子バスケの全日本総合選手権が行われ、トヨタ自動車が大方の戦前の予想を覆してJXホールディングスに勝ちました。

JXは日本代表で期待のセンター(昨日はフォワードでしたが)渡嘉敷を中心に同大会5連覇を狙うも、リーグ戦で今期一度も負けたことのないトヨタに苦杯を嘗めさせられた格好です。

私もTV中継を観ていましたが、序盤からガードの選手が相手にプレスを掛けボールを奪い、効果的に3ポイントシュートを決め切ったトヨタの守備と攻撃に、「いつもと違う???」と感じたJXが、最後まで失ったリズムを取り戻せなかった…、という展開が一昨日の試合のような気がします。

バスケットボールは1ゴールで2点、3ポイントシュート(ゴール迄の距離が長いシュート)なら3点、更にファールが絡むとバスケットカウントになり、ボーナスショットが着いてそれぞれ3点、4点プレーにもなります。

しかもバスケは、10秒もあれば自分のゴール下から得点する事も可能なくらいスピード感があります。

何が言いたいか???と言いますと。

バスケの試合、それも高校生ですからトーナメント戦で“明日が無い”中、1点を争う、いや10点差あっても、試合時間が残り少なくなって来ると、選手たちは“得点差”や“残り時間”を含めて、物凄いプレッシャーの中で戦う事になっているんだと思います。

今回の大阪の問題は“体罰の限度”を明らかに超えているから論外ですが、私の判断基準では、こんな自分を見失い掛けてしまい兼ねないシュチュエーションを乗り切る精神力を鍛えるための、多少の“気合い注入”は是だと思ってます。

何故って? それはバスケだから…。

問題はその程度と、「その時」生徒に対する“想い”があるかないか、だと思います。

大阪の先生も、“バスケ部や生徒を全国大会に連れて行ってあげたい”とか“厳しい練習の成果を晴れの舞台で遺憾なく発揮させてあげたい”と願っていた筈で、厳しい指導がきっかけで生徒が亡くなった事に衝撃を受けておられるでしょう。

そういう気持ちを慮らずに、マスコミが一斉にバッシングする事は如何なものかと思います。

スポーツの指導は難しいですね。

プロの指導者なら成果が出なければ、即クビ!

アマチュアでも指導者の評価は、やはり全国大会等での成績次第なのでしょうから。

NHK大河ドラマで「八重の桜」が始まりましたが、その中で“会津武士の掟”の一つに「卑怯なふるまいをしてはなりませぬ」と言う一節がありました。

「水に落ちた犬は棒で叩け!」と教える近隣の大国とは一線を画したい私達日本人(私だけ?)は、“惻隠の情”や“恥を知る”文化を知る国民であると信じます。

寄って多寡ってここぞとばかりの過度な「バッシング」は「卑怯なふるまい」に当たるのか当たらないのか?

私の感覚では「アウト!」です。

皆さんは、どう思われますか?

 

 



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