事業再生の現場から

金融円滑化法の後に④

お早うございます。

今朝も一段と冷え込みましたね(寒っ。

小寒に入ったばっかりですが、この寒さ。

大寒になったらどうなっちゃうんでしょうね。 

野菜も高騰しているらしいですよ。 困りましたねぇ ☜ 主婦みたいですね(笑

昨日は年始挨拶を兼ねて、午後から事務所を離れドライブ♪ クライアント2社にご挨拶して来ました。

「新年おめでとうございます! 今年もよろしくお願いいたします!」

「あらっ、わざわざ有難うございます♪ あっちょっと上がって行ってください。」 ☜ 先方取引先の奥様

奥様の用件は???

リスケ支援を続けて頂いている取引金融機関の中の1行から、「債権管理業務を自グループのサービサーに委託した」との通知が届いたとの事でした。

通知を見せて頂いて内容を確認すると、貸出債権(融資金)自体は銀行本体に残っているものの、管理回収業務は××○○債権回収㈱に委託します、と堂々のご案内。

私の手許を見つめる奥様の不安げな表情…。

「大丈夫ですよ。管理委託だけですから、今までと対応は変わらないと思います、銀行の経費削減策ですよ。」と私。

「良かったわ♪ どうなる事かと実は心配していたんです。 メインのW行には未だ知らせてないの。」

「余計な心配を掛ける事になるかも知れませんが、私が帰りがけにW行に寄って行きます。大丈夫!」

W行は地元の中小金融機関、サービサーに回収業務を委託したのは日本を代表する某都市銀行。

「金融円滑化法」終了後に向けて着々と手を打ちつつある有力金融機関と、今後その影響を受け止め切れるか不安な地元金融機関。

経営体力に優る都銀は、こんな所でも地域金融機関を圧倒しているのです。

金融庁は各金融機関に「円滑法終了後も中小企業金融を円滑ならしむべく…」との通達を出したとか、出さないとかの話も聞こえて来ますが、果たしてその影響は何処まで及ぶのでしょう。

神のみぞ知る…なのでしょうか?

 

 

 



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