時代の変化
職人に生きる道はあるのだろうか?
ある会社の役員人事をめぐりこんなことが起きている。
その役員、自らの技術者としての腕が良く、出来上がり製品には定評がある。
しかし、あまりに仕事熱心のため時に採算を度外視したり、顧客と衝突を起こしたり。
要するに「職人気質」そのままで過ごしてきた。
社長としては長年苦労を共にした役員であり弁護したり指導したりしてきたのだが、
ここ数年、その役員の年齢が上がるとともに年々その傾向が強くなってきている。
とうとう若手社員や他の役員よりクレームとなり、
そろそろその役員の進退を決めなければならない事態になっている。
製品精度と顧客サービス、
どんな会社でも起こることで、それを両立させるのが社長の仕事!
と割り切ってしまえばそうなのだが、事態はそれを許してくれそうもない。
と言って、解雇や解任は「情」の部分でやるせない。
経営は数字で割り切れない世界も多い。
特に人事、長年の社員や役員となると、迷うことの方が多い。
時代の変化に取り残された人々、
腕の良い職人、
出来るだけ救ってやりたいのだが、現実の厳しさがそれを許してくれない。
この答え、貴方ならどうします?
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