怒り
震災後の混乱、それだけでは済まされない時期になってきた。
先日のこと、会社社長より嘆きの声を聴いた。
内容はこうだ。
毎日TVでは震災関連のニュースを流している。
しかし、いつまでたっても「仕事」が出てこない。
いったい政治は何をやっているのだろう。
その会社、いつでも復興に役に立つようにと震災後に雇用も増やし、
土木の重機や資材の確保をしている。
しかしいつまで経っても「仕事(公共工事)」という形での「依頼」が来ない。
このままでは資金繰りが持たなくなってしまう。
被災地はがれきの山、一日も早く復興復旧を始めたい。
今更公共工事の是非を問うている時でもないだろう。
どんな場合でも「秋(とき)」というものがある。
特に経済事象にはそれが言える。
どんな有効な投資でも、適時を外しては何の意味もない。
そして、その秋は「今」なのではないだろうか?
確かに資金が枯渇しているのは解る。
しかし、これを乗り越えるのが「決断」なのではないだろうか。
不作為に「怒り」すら覚える。
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