切り口
過剰債務会社の資金調達、日々出会う問題なのだが・・・・・
新聞で取りざたされている「復興財源問題」。
国債の増発にはこれ以上無理があるし、
かといって増税すれば収入増になるかとも言えないし。
いくら復興のためとはいえ、新税でも消費税UPでも経済への悪影響は避けられそうもなく、
その上企業の海外流出でもあれば、元も子もない。
うーーん、困ったぞ政府。
我々の毎日もこんな「困ったぞ」の連続。
そんな時は「無責任」かもしれないが切り口を変えてみよう。
そもそも国債がこんなに発行できるのは
①市中民間に資金ストックがあること。
②政府に裏打ちされる「財」があること。
の2点が大きいのではないだろうか?
会社で言えば、過剰債務だけど土地は一杯持っている状態。
(だけど含み損が大きくて売れないのが普通)
でも日本はどうなの?
会社で言えば
資金の捻出をP/LでなくB/Sからやってみるってこと。
例えばこんな具合。
先日栃木県庁が新築移転されたが、
その工事期間中、各部署は県庁近隣の外郭団体などのビルの入居していた。
落成して各部門は県庁の中に移動したのだが、
その後外郭団体の空いたビルは「何かの名目」で依然公共事業体が使っている。
あれ??
それでは栃木県という経済体は、
借金して、その上予算のないご時世に「新築ビル」を建てて占有床面積を増やしただけなの?
てっきり「選択と集中」をして、空いたビルを売るのが目的ではなかったの?
他にもどう見ても客の入っていない「レストラン」とか、
どんなひいき目に見ても「泊り出張」しないであろう議員宿舎とか、
(宇都宮は県の中央で、どこ行っても2時間あれば帰れます)
県庁の周りには「民間企業基準」であればリストラ物件だらけ。
売ればお金になるし、その分借金も減って、利払いも減る。
ついでに余分な人員もカットできるかも。
P/LがダメならB/Sでやってみるのも方法の一つではないのかな。
千代田区の一坪は「福島県相馬市」の何坪?
思い切って移転すれば、
「売却代金>移転費用」になるかも。
増税は聞き飽きたし、誰でもできる「能無し」施策。
たまには頭切り替えて欲しいな。
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