リーダー

先日郡山でお会いした人から聞いた話。


被災地では「避難所格差」が深刻になっているそうだ。

格差が広がっているのは「環境の整備」。

格差発生の原因はリーダーの「差」。


話はこうだ。

被災地では避難所ごとにリーダーを決めている。

被災した人は、そのリーダーの指示に従って食料や石油、衣料品、寝具などの調達を行う。

リーダーは全体を見渡し、過不足を調整、不足するものや住環境の整備などを行っている。


あるグループの若手リーダーは罹災直後より自らのツテやコネ、ネットなどを使って情報を発信し、

避難所がより良い環境となるよう積極的に動き回っている。


しかし地域の顔役や役員といった年配の人がリーダーとなったケースでは、

公共機関からの配給を待つばかりで、不足があると「不平」や「不満」をあたりに撒き散らすばかりなのだそうだ。


避難生活も間もなく一か月となろうとしている。

そうして積極的なリーダーを持つ避難所とそうでない避難所では、

相当に「環境」に格差が生じていると言っていた。


その話、そのまま中小企業に当てはまること。

リーダーの動きがそのまま会社の評価に現れてくる。

組織は大小にかかわらず「リーダーの質」によって決定される。


さてさて振り返って私自身はどうなのだろう。

反省しきりである。




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