穴吹工務店、会社更生法の申請
マンション大手、穴吹工務店が会社更生法を申請。
ついにここまで来たかの感がある。
申立て弁護士が、ADRで有名な松島先生というところをみると、
最初は金融機関間の調整で事業再建を図ったのかと思われたりもする。
その上、宇都宮市には建築中の物件が3棟。
一般的にはマンション業者の法的再生は前途多難である。
工事業者は今までの売掛がもらえず、工事は中断。
販売顧客からは引渡を条件として既に前受け金を受領。
銀行からは土地代金を建築資金のファイナンスを受けているが、
マンションが完成し顧客への引渡が完了しなければ資金回収することは不可能。
その上すべての利害関係者は、これ以上の損失負担を恐れ、
追加の資金を投下することを躊躇。
工事が中断しすべての機能が停止すれば、そこにはコンクリートと鉄筋の塊があるだけである。
それらの現状を打破し、もう一度すべての事象が動き出すには、
相当なエネルギーと「資金投下」が必要になる。
うーーん、ここまで考えるとますます先行きが見えてこない。
でも何かしらの妙手が出てくることを期待しよう。
過去にも数多くのゼネコンが法的再生を申請したが、結構今でも頑張っている。
地方でも「人気のサーパス」ブランド。
たとえ茨の道でも、未来が開けけることを期待したい。
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