発端
1年ほど前に「事業譲渡」したあるクライアントから相談があった。
事業譲渡により経営陣の刷新を図ったが、
旧経営者の一人を現在でも従業員として雇用している。
その人宛に東京のサービサーから旧取締役時代の保証債務履行について
「督促状」が届いたがどうしたものだろうか?
その「もと取締役」、経営陣の一角ではあったが、
実際経営に関与しているわけでもなく、ただ名前を貸していただけ。
もともと「腕の良い」職人で、現在でも従業員として腕を振るっている。
経営一新した際に、処遇や給与を大幅にカットしたがそれでもここ1年、
文句も言わずに良くやっているので何とか力になってやりたい。
相談してきたのは現在の経営者で譲渡前は従業員。
旧オーナーの傲慢でワンマンな経営スタイルを見てきたためか、
リベラルで心ある経営者に育ちつつある人物。
せっかく相談してくれたのだし、力になりたいと思いいろいろと思案。
まず、法律的な義務や見解をレクチャーしたあと、
その上何が出来るかの作戦会議。
債権の流通経路、価格、背景、法的効力etc・・・
全体を見渡し、本人の意思を確認し、作戦開始となるのだが、相手のあること。
多分一筋縄ではいかないだろう。
とっても小さな田舎町の小さな中小企業。
経営者と従業員、知恵を出し合い、勇気を持って実行すれば、何とかなる。
がんばれ社長、がんばれ中小企業。
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