会社の相性
弊社の仕事の中には、M&Aの手伝いをすることもある。
上場会社や大手企業であれば、
専門家が決算書を分析したり、業種や業態、シナジー効果やマーケット分析をしつつ、
ファンドや金融機関、株主などと折り合いを付けつつ進むのであろうが・・・・
個人的な意見になるが
中小企業のM&Aの成否は「相性」ではないかと思う。
特に売手・買手の社長同士、役員同士のふれあいの「量」で決まるのではないのだろうか?
特に50人以下の中小企業は、まるで「人」である。
それはまるで「喜怒哀楽」という感情を持っている。
M&Aといっても中小企業同士のそれは「結婚」ではないだろうか?
だから、まず最初に媒酌人を立て、お見合いをし、
交際を適当な期間した後、初めて成立するものなのだろう。
(人間の方はお見合い結婚は少なくなったのだそうだ)
M&A専門業者の中には、数値や財務だけで纏めることもあるのだそうだが、
中小企業であれば、まず最初に「合って」「話して」「交際して」、
納得した後に「数値」や「財務」を考えればよいのだろう。
それに多少時間がかかっても、
長い将来を思えば交際期間を持つことは仕方ないのでは?
M&Aのお手伝いをしていると、なんだか関係者は急いでいるが・・・
というケースもあり、疑問に感じることがある。
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