お早うございます。
久し振りにブログを更新します。
先週後半は、NY・東京共に株式市場は調整気味で手じまいとなりましたが、それでも最近の東京株式市場は「バブル期の最高値に迫る勢い」「バブル経済崩壊後の最高値を更新」と巷間言われるように、平成2年年末に付けた38,916円を目指して、いや、上回るかのような勢いを見せています。
この2~3か月、連日のようにニュースから「バブル期に…」「バブル期を…」というキーワードが流れて来るものですから、同世代の経営者と話をする時に、自然と「バブル期」の話に飛ぶこともしばしばです。
先日、同い年(昭和37年寅年生まれ)の工務店社長と資金繰りの相談をしていた時の話です。
この社長さんは専門学校で建築士の資格を取得した後、21歳で某大手のハウスビルダーに就職したそうです。
我々の世代で21歳と言えば、昭和58年ですね。バブル経済の足音が近づいて来た頃です。
東京で就職した後、3年目には福岡支店に飛ばされ(本人曰く)一級建築士を目指しながら、建築現場の「現場監督」として、戸建住宅、アパート等の建築現場を仕切っていたと言います。
当時で、建築系・現場監督…と云ったら。甘い汁の臭い(笑)
「バブル期は良かった事はいっぱいあったんじゃない? 言えない事とか(笑)?」私が話を振ると…
「そりゃあ、いっぱいあったよ。あの頃が絶頂期だよね、俺の人生の(笑)。ボーナスなんか言い値だしね、会社に。それに業者(下請)からの付け届けや接待で…現場に出ていても、毎日夜な夜な飲み会で綺麗なお姉ちゃんのいる飲み屋に行く事ばっかり考えていたんだから平和だったよ(笑)、それでも不思議と現場では事故もなくて納期も守れていたんだよなぁ…」と同級生の彼。
「もう二度とバブルは来ないって思っていたけど、どうなんだろうね。今の株価を見ていると、バブル期の最高値を抜きそうだけどさ。なんかあの時と比べるとさぁ。世の中の風潮は浮き浮きした雰囲気が無いんだよなぁ…。コロナ(融資)の返済も始まるっていうし、電気代はまだ騰がりそうだし…」
「借金が重いと景気が過熱した後の金利引き上げで、利上げに耐えられない中小企業はバタバタ逝くよ!! 安易に借入に頼らないで、保有資産を今のうちに売却して総資産を圧縮して置くとか考えた方が良いかもね」と私。
バブル崩壊後の資産デフレ、特に不動産の急激が値下がりで破滅した多くの経営者を見ている私は、心底同級生の彼の事を想ってアドバイスしたつもりです。
さて次に会う時には、どんな話になるんだか…
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