ブログネタを探していたら…
某経済誌に掲載されていた記事を見つけました。
中小企業の経営者は、常日頃から「3つ」の悩みを持っていると言います。
一つ目は「売上の拡大」です。
そうですね。私も中小企業の経営者の端くれですから、納得です。
常に「自社の米櫃」の心配をしていますので、どうやったら「売上」を増やす事ができるか、考えています。
弊社のような零細事業者では、どうしても「思考先行」となり、アイディアを実現しようとしても現実的にはキビシイ場面が多いのですが(笑)
二つ目は「コスト削減」です。
企業から出て行くおカネを減らす事ができれば、その分手元に残る「利益」は増えますから、此処をどう制御して行くかは、確かに大きな課題ですね。
特に「原価」を必要とする業種では、事業の成功可否を握るのは「売上確保」と並んで「原価管理」の二つと言っても良いと思います。
物販業界で言えば「商品仕入」ですが、昔から「利は元にあり」と言うように、元々の仕入値が安価であれば、販売価格に競争力があり儲かるものです。
モノ作り業界ですと、「材料費」「労務費」「製造経費」等が「原価」に相当します。
製造業者が自ら「値決め」(価格決定権)を持っていれば、製造原価にも余裕があると思いますが、下請業態やOEM生産を請け負う業態の生産者では、納品単価が発注元から決められており、特に「原価対策」が重要になります。
三つめは「人材確保と育成」です。
少子高齢化で若年層の人口が減っているうえ、賃金水準格差から「働くのなら中小企業より大企業で」と云うのが、通り相場です。
若手の有能な従業員を確保するのが年々難しくなっていますし、晴れて若者を社員として獲得できたとしても、どうやって人材を会社に定着させ、社業に貢献できる人材に育てて行くのかという課題は、経営者にとっては「鬼門」というほどの難問です。
人材を抱えれば、その分コストが増加します。
会社内に育成ノウハウが無いと、(表現が適切ではないかも知れませんが)「ムダ飯喰い」を抱える事になってしまいます。
大手企業であれば「ぶら下がり社員」が一定割合で居ても耐えられますが、中小・零細企業ではそうは行きません。
一般的に財務的な耐久力では、中小・零細企業は脆弱な会社が多いのが実態です。
我が身に染みる話です…
それじゃあ、こういう課題に対して自分たちはどうして行くか?
今日も取引先を回って、自分自身の目で見て耳で聞いて、社長と議論・シュミレーションをしてみて考えて行こうと思います。
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