ブログを更新しようとネタ探しをしていたら…
なんと、昔仕事で行った事のあるホテルが倒産したとの記事を探し当ててしまいました(>_<)
帝国データバンク 5/27付 倒産動向速報記事にその詳細が掲載されています…
経営破綻したのは、長野県佐久市で「ホテル一萬里」を経営するホテル一萬里㈱で、去る5月22日東京地方裁判所に「破産」を申し立てたそうです。
負債総額は35億2,000万円で、今年に入って長野県内では最大の倒産劇となったとも記されています。
私は銀行に勤務していた一時期、と言っても僅か半年くらいだったと思いますが、この「ホテル一萬里」を担当していた事があります。
銀行本体の経営が、揺るぎに揺るいでいた時期でした。
ただ担当と言っても、支店の担当者では無く本部担当者の上席(業務役という役職でしたが)との立場でしたので、正直このホテルについて詳細を知っていたかと言うと、そう自信はありません。
業務役と言う立場も微妙で後に次長になるのですが、部内のメンバーを4つのチームに分け、例えば「温泉旅館ホテルチーム」「県内特定大口チーム」「県外特定大口チーム」などの呼称でチームを編成していましたが、そのチーム長の役割です。
部長代理時代の担当を外されチーム運営と管理を任されるので、基本ヒマでつまらない仕事です。
私は県外特定大口チームを担当していましたが、「次の融資の件で取引先〇〇社長と支店長が合うので本部も同席して欲しいと言うのです」と部下から同行訪問の打診があると、「それ来たっ!!」とばかりに遠距離(基本取引先・支店も全て県外店舗なので)出張を繰り返していたのでした。
私のいた部署はグレーゾーン(格付で言うと要注意先~破綻懸念先の間)取引先の融資審査・管理を所管していましたので、取引先にとっては、本部の煩い難しい顔をしたオッサンなり若造なりに映った事だと思います(笑)
問題の「ホテル一萬里」さんには、2回か3回お邪魔していると思います。
「なんで足利銀行が「佐久市」のホテルに融資してるんだ?」
確か最初に同社へお邪魔する車の中で、担当代理に疑問をぶつけた事を覚えています。
「えーっとですね、バブル期に高崎支店のバカ代理がですね、他行から肩代わりしちゃったんですよ。今〇〇のボスですけどね(笑)」
そんな回答だったと思いますが、これ以上書くと色々不味い点が出て来そうですね(笑)
広大な佐久平に傲然と聳えるホテルは、温泉ホテルでも無くて、どちらかと言えばシティホテルを模した経営を行っていたと思います。
既に20数年前には銀行から経営改善を迫られていた訳ですから、見方によっては「よくぞ此処まで持った」と思えなくもありません。
TDB記事によると「取引金融機関が貸出債権をサービサーに売却」と言及していますし、キビシイ環境下でよくぞ頑張っていた、そんなホテルだったのでしょう。
そのホテル経営に止めを刺したのが、件の「新型コロナウィルス」か…。
とにかく突然の報にビックリしました(*_*;
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