事業再生の現場から

鹿島アントラーズの買収、またIT企業による球団買い

またIT企業による球団買いが表面化しました。

サッカーJ1で最多8回の優勝を誇る国内屈指の強豪クラブ・鹿島アントラーズが、創業わずか6年という「メリカリ」に経営権が渡ったとの報道が相次ぎました。

重厚長大産業である製鉄会社・日本製鉄(合併前の住友金属工業が元々アントラーズの親会社であったのだが)から、勃興中のITベンチャー企業への経営権移行は「世の流れ」なのでしょうが、ビックリしたのは今回の買収劇によって明らかにされた、その譲渡金額です。

球団運営会社株式の61%を約16億円で買い取ったと報道にありますが、「鹿島アントラーズ」という国内有数の強豪クラブを“僅か”16億円という「破格の安さ」で取得できるという現実に、正直、私は驚かされました。

メルカリは東証マザーズという新興市場に株式を上場していますが、昨日の株価終値は2,900円余、時価総額は4,500億円近い価値を持っています。

「破格の安さ」と申し上げるのは、この時価総額(株主からの会社評価額)と比較してのモノサシで申し上げています。

Jリーグでも「模範クラブ」と称される鹿島アントラーズですから、運営会社も赤字では無く(スミマセン良く調べもしないで書いてしまいましたが)堅い経営をしているのだと思います。

国内外の有力タイトル20個は、他倶楽部の追随を許さず断然トップですし、鹿嶋市・茨城県内だけでなく国内外に多くのファンを抱える優良球団、優良コンテンツだと私は思います。

斯くいう私自身が、サッカーならアントラーズ好きですし( `ー´)ノ

 

IT企業では、楽天のプロ野球球団買収・ヴィッセル神戸の取得やDeNAのプロ野球参入が続きましたが、いずれも「球界トップ」クラスの球団買収ではありませんでした。

唯一低迷する「ダイエーホークス」を買収した後、豊富な資金力により「球界トップ」球団に成長させたソフトバンクの事例はありますが、今回のメルカリが買収した球団は「日本サッカー界トップの実績を有する」鹿島でした。

更なるチームの成長が楽しみです…

新興企業によるスポーツ球団の買収劇…

今後も続きそうですね。

何と言ってコンテンツに優位性がありますよね、人気球団ともなると…。

それに意外なくらい、お値段も安かったようですし…。



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